¡¡ Feliz cumpleaños !!
ふぇりす・くんぷれあーにょす。
スペイン語で、誕生日おめでとう!です。
先日、スペインに来て5回目の誕生日を迎えました。
この5年の間に、自分の誕生日はもちろん、沢山の人の誕生日を一緒に祝いました。
皆さんはどんな風に誕生日を祝いますか?
スペインでの誕生日の過ごし方を幾つか紹介しますね。
皆さんの誕生日の過ごし方ののヒントになれば幸いです🍀
誕生日の人がふるまう!
まずは、私がとても気に入った、日本で見たことがなかった誕生日のふるまい。
ある日、通っていたダンス教室に、お菓子を沢山持ってきた生徒がいたのです。
聞くと、その日は彼女の誕生日でした。
彼女は皆にお菓子をふるまい、もらった人は彼女に誕生日のお祝いの言葉を返す。
「これ、いい!」
誰の時間もお金も奪わず、喜んでもらってお祝いの言葉をもらえるなんて最高!!
さっそく私はこのアイディアをいただきました😊
近くのパン屋さんに相談したら、ミニクロワッサンや小さなドーナツをトレイに並べて渡してくれることになりました。(Bandeja de cumpleaños といいます)
誕生日の朝にパン屋さんが用意してくれたものは、こんな感じ。
これを午前中にインターン先、夕方から大学院に持っていって、授業の休み時間に皆でもぐもぐ。
皆からおめでとうって祝ってもらえてご機嫌。
友人が働いているオフィスでは、皆こんな風に自分の誕生日に何かを振る舞うそう。
従業員が多いので、おやつがない日はほとんど無いそうです(笑)
しかも「今日誕生日だよね?おめでとう!なんか美味しいのある?」って聞かれたりすることもあるそうですよ〜。
日本ではあまり聞かない風習ですが、この「自ら誕生日アピール」スタイルは結構好き。
いつか日本でまた生活する時には、日本でもこれをやりたいな〜と思ってます。
バルに集まって祝う!
さて、その他、友人や恋人とレストランでお祝いする人もいれば、バルで適当に集まってお祝いするスタイルもあります。
スペインに着いて2週間も経たない頃、バルスタイルの誕生日パーティに招待されました。
主役は、昔ロンドンで知り合ったセビージャ(南スペイン)出身のAnaちゃん。
なんと私と同じ大学の修士に通い始めたところだったのです。
奇遇〜。さっそく連絡が来ました。
「ナナ、私もバルセロナにいるのよ!
ちょうど週末誕生日だから○○においで!」と。
指定された場所は、ラバル地区のライブバー。
そして指定された時間に着くと、私が一番乗り。
これは日本人であればよく経験することです(笑)
その後、ボチボ〜チと彼女の友達が来て、お祝いの言葉とともに乾杯。
乾杯の最初の一杯は、誕生日である彼女が皆におご馳走していました。
みんな、来る時間も帰る時間も、バラバラ。
プレゼントも、あげる人もいればお祝いの言葉だけの人も。
皆無理せずカジュアル〜な感じです。
こんな風にバルの一角(テーブル)を貸し切ってお祝いするバースディパーティには、その後何度もお呼ばれしました。
Anaは最初の一杯をおご馳走してくれたけど、自分の飲食分は自前でということが殆ど。
全く決まりはない感じです。
クラブでワイワイ祝う!
誕生日を、グラシア地区のラテンバーで賑やかに過ごしたこともあります。
人数を確認して予約して…というよりも、都合が合う人が気軽に来てくれたらいいな、ワイワイガヤガヤやりたいな、と思ったからです。
友達の友達も来てOK!!という感じで賑やかに。
ラテンバーは時間が遅くなるにつれて混み混みになり、最後はなんとなく解散という感じ。
賑やかなところが苦手な子は最初からそう言って来ないし、皆無理しません😊
同じラテンバーで、メキシコ人のダンス仲間の誕生日を祝ったこともあります。
ちょうどサルサを習っていた頃で、先生も一緒に賑やかに踊りながら過ごしました。
彼女の誕生日に便乗して、私のダンス好きな友達も呼んで、皆でワイワイ。
こんなバースディも気軽で楽しいですよ!
バースデーピクニック
バルセロナには公園が沢山あって、友達の誕生日をピクニックでお祝いしたこともあります。
主役はチリ人の友達で、季節は秋。
ちょうど少ーし寒くなり始めるかなという時期。
Ciutadella公園に飲み物・つまみを持ち寄り、お祝いしました。
バースデーケーキは彼女の旦那様が準備してくれていました。
私の友達は殆どが大学院生だったので、皆お金をかけずに楽しむことにすごく長けていました。
実は、私の誕生日はGWで、日本もピクニックにちょうど良い季節。
私が生まれ育った街は海辺に公園があるので、そこでよくピクニックバースデーと称して飲んで踊って祝ったものです。
スペイン語で言うといわゆるbotellón(ボテジョン、外呑みパーティ)ですね笑
Ciutadella公園でのバースディピクニックも、そんなわけで懐かしい気分になりました。
バースデーホムパ
もちろん、家の都合がつけばホムパで祝うこともあります!
家でパーティをできるかどうかは、住んでいるピソによります。
物価の高いバルセロナでは、実家を出て学生生活をしている人はほぼシェア生活。
オーナーや同居人によっては家でのパーティを嫌がることもあります。
私は自分がシェアしていたピソ(アパート)でパーティしたことはないですね。
カップル(夫婦)で住んでいる場合は、「うちでやろう!」と友達が家を提供してくれることもあります。ありがたや。
そんな時は誕生日の人が何か作って持っていったり、皆で相談して分担して色々持参したり。
食べたり飲んだり踊ったり、となかなかの大騒ぎ、ですが夜中0時くらいに解散。
でも近所の様子など見てると、普通のスペイン人達はもっともっともーっと遅くまで大騒ぎするのが普通だと思います。
意外と誕生日の写真がないので、こんなワチャワチャした私の誕生日のムービーでもどうぞ😁
誕生日のお祝いフレーズ、スペインと日本の違い。
さて、最後に誕生日のお祝いの言葉について。
お誕生日おめでとう!!は共通なんですが、その後に続ける言葉。
日本だと 良い一年になりますように! 良い歳になりますように!
など「年」単位で祝いますが…
スペインだと
¡¡ Que tengas un día espectacular !! や ¡¡Te deseo un feliz día lleno de alegría !!
「良い一日を過ごしてください!」とか、「楽しい幸せな1日を!」とかなのです。
つまり祝う単位が、誕生日のその「一日」なんですよね。
日本人は長い目で考える国民だけど、スペイン人ってその日その日をいかに楽しく良き日にするか、それが大切なんでしょうね...。
私、なんとなくその違いに気付きながらも、友達の誕生日に「笑顔いっぱいの幸せな歳(年)になりますように」なんて伝えることもありました。
祝う気持ちは伝わるし、文法的にも内容的にも間違ってはないので誰も訂正はしません(というかしてくれません)が、完全に日本人的感覚のスペイン語なのです。
皆さん、訂正してくれる友人はとても貴重ですよ!
今年は、私の誕生日を話題にしてくださった方々から、この知識をプレゼントしていただきました!
ありがたや💗
皆さんも、いくつになっても楽しい誕生日を過ごしてくださいね。
では、また!
Hasta pronto👋
Nana
👇人気記事。長い目で見たスペイン語のお勧め教材についての記事です。
👇ツイッターフォローはこちら Follow @Nanita7777