スペインはどんな風に 年越し するか、ご存知ですか?
この記事を書いてる現在、年の瀬も押し迫った12月30日。
日本なら毎年大掃除、おせちの準備、書きそびれた年賀状を焦って準備したりといつも大忙しでした。
スペインの年末年始は、24、25日の後は学生や個人的に休暇を取る人以外は普通に仕事です。
1月1日以外は、31日も2日も仕事の場合が殆ど。
31日は早めに終わるところもあるみたいですね。
とはいってもスペインのクリスマスは1/6の公現祭までなので、クリスマスモードが続きます。
スペインではクリスマスに家族とディナー、年越しは友人達と過ごすことが多いです。
年越しした後は一晩中飲み歩いたり踊りに行ったり。
そして1日はドローンと過ごす人が多いのでは😃
通常は、家族であるいは友人たち、職場の人たちと大勢で集まる機会の多い時期。
会社の忘年会のような夕食会(Cena de empresa)があったり、勤め先からお歳暮みたいな贈り物が届いたり。
ちょっと日本に似てるな〜と思う習慣もあります。
今年はコロさんで大分状況が違うのは全世界共通。
スペインも、コロナの感染拡大状況に応じて、各自治州により外出制限や集会人数制限その他を随時変更していってます。
ただスペインは制限の発表から実施までの期間が短い!
対応も大変だし、事前に準備したものが無駄になる可能性を考えると予定が立てにくい。
ということで、12月は毎日ニュースのトップがこの話題↓
「どうなるクリスマス??何人で何時まで集まれる?」
これには正直かーなり文化の違いを感じました(笑)
いや今年くらい集まらず我慢しては…と思ったりもしたんですが、やはりヨーロッパ人にとってはクリスマスはとても大切なイベントなんですね。
Contents
スペインの 年越し には12粒のブドウが欠かせない
さて、ご存知の方も多いかもしれませんが、スペインでは、12粒のブドウ🍇とCAVA(スパークリングワイン)を片手に年越しします。
幸運の12粒のブドウと言われ、12は1年の12ヶ月を表すそうです。
カウントダウンで12数える間に全部食べきったら新年は良いことがあるとか。
ブドウは日本でいうマスカットみたいな大きい粒で、カウントダウンの間に食べきるのは結構大変です(笑)
この風習には宗教的な謂れはなく、発祥には2つの説があるそうです。
1. 1909年にアリカンテのブドウが大豊作で、消費してもらえるように「幸運のブドウ」として低価格で売られたりふるまわれたことが起源
2. 19世紀の終わり頃に、マドリードの貴族達が〈年の終わりにシャンパンとブドウを嗜む〉というフランスの社交界の伝統を取り入れたことから始まる。
現代では年末になるとスーパーマーケットなどに沢山ブドウが売っています。
日本でいう年越し蕎麦みたいなものでしょうか😁?
バルセロナでの 年越し (カウントダウン)
さて、バルセロナがあるカタルーニャ州は、今のところ、通常は22時から朝の6時まで夜間外出禁止。
31日の夜は夜中1時が門限だそうです。
31日の年越し、例年であればバルセロナで一番賑やかなのはスペイン広場。
大勢の人がCAVAとブドウを片手に集まり、カウントダウンに合わせて花火が上がります。
私も2016→2017年、2017年→2018年の年越しをこのスペイン広場で過ごしました。
どちらも日本から友達が遊びに来て、すごい楽しかったなー。
バルセロナに来て4年、日本からや、欧州在住の友達など、遊びに来てくれた友達の数はほんとに数え切れない。
なんと2回も来てくれた友達が2人もいます。
2020年は誰にも会えなかったな。
2021年、きっと世の中落ち着くはずですね!
また皆に会いたいです♡
忘れられない2016-2017年の年越し
さて2016年、初めてのスペインでの年越しを一緒に過ごしたのは、日本から遊びに来てくれた友達、仮称スージー。
しかも年越し用にお蕎麦持参で来てくれた!!なんて出来た友人だろう。
当時、私は大学の寮住まいでした。
寮が来客用のベッドを貸してくれたんだけど、寮の狭い部屋は2つベッドを広げるといっぱいいっぱいで踏む床もないほどでした(笑)
でも、いわゆる1Kで、ちっちゃいちっちゃい台所、というか二口のIHコンロ付きでした。
サクッと年越しそばを食べて、サクッとスペイン広場に行って年越ししよう!という計画。
蕎麦を茹で始めたのが22時位。
と、ところが、蕎麦を茹でてる途中で…
まさかの停電(笑)😱
そして台所はIH…w
かなり慌てたけど、寮の受付から懐中電灯を借り、なんとか暗闇の中で年越し蕎麦をすするスージーと私😂
蕎麦はややのびてました…w
停電騒ぎでバタバタしてる内に…
やばい!年が明ける!
ってことで慌てて寮を飛び出して地下鉄に乗りました。
ところが!
電車が…途中の駅で止まって進まない(爆)
どうも、満員過ぎてパニクっている様子。
っていうか日本人の私達からしたら、日本の平日の通勤時間の地下鉄となんて変わらない。
東京の電車の混み具合からしたらなーんてことない。
なのに駅員さん達、超パニックw
結局、何故かスペイン広場駅の1つ手前の駅で全員降ろされる羽目に!!なんでやねーん!!
スージーとアタクシ、焦って走りました。
が、チーン。地下鉄の駅の中で年越し。爆
スペイン広場に着いた頃には、既に酔っ払いだらけ。
皆片手にCAVAの瓶。
道路はベトベト。
陽気にFeliz año nuevooooo(明けましておめでとう!)と祝いの言葉をかけてくるのは良いけど…
お前も飲めとCAVAの瓶を差し出してくる輩の多いこと😂
(直呑みですよ〜笑)
広場中がすごい酒のニオイで早々に退散…😂
でもスペイン広場に向かいながら花火は見れたし…
一生忘れないであろう笑いのネタはできたし。
まあ面白かったかな!
結局寮で落ち着いてCAVAをいただきました。
お付き合いありがとうスージー💗
踊ったり走ったり歌ったり。2017-2018年の年越し
さて、翌年の2017年は、友達姉妹MちゃんYちゃんが遊びに来ました。
観光もしたけど、夜はサルサを踊りに行ったり、すーっごく楽しかった。
そのサルサバー、いつもは盛り上がる時間がめっちゃ遅い。
夜中1 時過ぎ位から人が入りだす感じで、年齢層もすごい高い...。
でも私達が出かけた日(確か30日の夜?)は早くから人が入っててめっちゃ盛り上がってた!
若い人も沢山いたし、リード上手な人も多くてとっても楽しかった。
そのサルサバー、スペイン1年目の全ての試験(最後が哲学だった)が終わった夜に、どうしても踊りたくなって1人で出かけていった想い出の場所。
今年はずーっと夜の遊び場は閉めざるを得なかったから、きっとあのサルサバーも廃業だろうな…😭
さて、MちゃんYちゃんとの年越しは、スペイン広場近くに住む大学院の友人が招待してくれて、友人宅でワイワイした後にスペイン広場で年越ししよう!という計画でした。
ブドウも友人が用意してくれてました💗さすが〜👏
今年はちょっと落ち着いてスペインらしい年越しができるかな?と思ってたのですが…
その日集まったのはスペイン系イタリア人、メキシコ人、イタリア人、とゆる~い感じの友達ばかり。
お喋りに花が咲き、0時が近づいてきても一行に皆出かける様子がない💦
日本から来た2人はかなり焦ってました😂
私も既にラテン時間の人になっちゃってるー!って叱られた。
いやほんとだねごめんw
そして結局年明け15分くらい前に友人宅を飛び出してスペイン広場まで走った。。。w
そして友達が用意してくれたブドウを食べてカウントダウン。
めっちゃ走ったけど、綺麗な花火が見れて良かった💗
綺麗な花火が見れて大満足の後は、友人の家でカラオケ🎤
パーリーピーポーなイタリア系の友達の家はパーティーグッズが揃っていたw
ドラえもんの歌唄ったのが忘れらませぬw
さあ、今年は家でブドウを頬張ります。
2021年はベターな年になりますように、幸せを願ってブドウ早食い頑張りましょうね🍇
ではまた!Hasta pronto~👋
Nana
2020-2021の年越しは、コロナ禍で身動きが取れなかった1年だったこともあり望郷の想いで過ごしました。
バルセロナの自宅で過ごした年越しは初めてでしたが、日本への想いを食で満たしてなかなか良い時間が過ごせましたよ!
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