以前から興味があった カタルーニャ語 の無料クラス。
始めないことには何も変わらないし、やる気がある時に受けよう!と申込みました。
1コースが終了したので、記憶が新しい内に体験談をシェアします😊
Contents
CPNL 申込み
授業形態・レベルなど
カタルーニャ州主催のカタルーニャ語クラスがあるのは Consorci per a la Normalització Lingüistica (CPNL)というところ。
HP https://www.cpnl.cat/cursos-de-catala/
申込みは HP の中の cursos generales から。
ページ上方のIdiomes からスペイン語や英語に切り替えることができます。
授業形態は línea(ビデオ学習), virtual(オンラインクラス), presencial(対面授業)。
レベルは なんと18もあります。というのはレベルを細かく分けてあるから。
Inicial(入門)Bàsic (基礎1−4)Elemental(初級1−4)Intermedi(中級1-4)Suficiència (中上級1-4)Superior(上級)。
入門から基礎4までは無料、初級も1−3までは25.5€とかなり良心的なお値段です。
値段表はこちら
https://www.cpnl.cat/cursos-de-catala/preus/
授業時間数は、レベルにより45時間/ 90時間/ 120時間と様々。
カタルーニャ州内で開講予定のクラスは、申込み日の直前に載せるようです。
センターにより曜日・時間帯(午前・午後・夜)は様々でした。
ちなみに私が受講したBàsic1 (基礎1) は、一回の授業が2時間15分(135分)、週に2時間、合計45時間のコースでした。
申込みは早い時間に!
初回の人は、申込み日は開講の約1週間前。
二度目以降の人は、優先的に少し早く申し込めるようです。
申込みは1月、4月、9月。
初回申込み時は、とにかく早い時間に申し込んだ方がいいです。
【 HPで申込み→レベルチェック→再度HPから希望クラス申込み】
という流れなので、早くレベルチェックを受けないと、既に希望のクラスが一杯になっていることが多いからです。
【私の場合】
まずHPから個人情報等を入力し送信。
その後センターから電話があり電話面談、そこで受講レベルのアドバイスあり。
入門レベルから始めるつもりでしたが、入門はアルファベットを使いなれない人のレベルとのこと。
A1のBásic1 (基礎1)から受けることになりました。
レベルが決まり、いざ希望のクラスへの申込!
ところが再度HPを開けると、近場のセンターは既に一杯!
仕方なく隣町のセンターに申込むことになりました。
オンラインクラスに申し込んだので通学ではないんですが、やっぱり近くのセンターが良かったかな。
ちなみに、電話面談の時に「本来はセンターでレベルチェックをするんですが」と言われました。
電話面談はコロナ対策の措置だったようです。
カタルーニャ語 の授業開始!初回は?クラスメートは?
授業の初日だけ、オンライン環境を整えるためにセンターに行きました。
クラスメートは15人。
大半はセンターがある隣町に住んでいる人達で、主に中南米の人。
何故かホンジュラスの人が多かったのは隣町の地域性だったのかもしれません。
あとはロシア人、ブラジル人、そして日本人の私。
ブラジルの女の子はブラジルから受講していました。
申込みにはスペインの居住許可書(NIEなど)が必要だったと思うので、一時帰国してるのかもしれませんが不明です。
スペイン語圏の生徒が多いので、類似する文法的や、似た単語の意味理解は皆早い。
ただし、スペイン語とカタルーニャ語は似て非なるもの!
例えば動詞の活用。
主語が一人称、二人称、三人称、またその複数で動詞が変化するのは一緒。
「学ぶ」 という動詞は
スペイン語 aprender / aprendo aprendes aprende aprendemos aprendéis aprenden
カタルーニャ語 aprendre / aprenc aprens aprèn aprenem apreneu aprenen
ああ、似てるから余計にややこしい。。。
この例のように、動詞の活用が似てるようで「違うやないかーい!!」ってところや、発音の微妙な違いは、皆混乱して間違いまくってました。
スペイン語話者も混乱するんだな〜と安心しちゃいました(笑)
また、楽しそうにひたっすら”スペイン語で”話す人や、多分語学を勉強したことがないのか、パターンプラクティスなどの意味が理解できない人も、
ですが、この講座の目的、とくに基礎〜初級レベルの目標は「生活に必要なカタルーニャ語を学ぶ」というもの。
実際の生活でよく使う言葉から覚えていく感じなので、最後まで皆食いついて楽しく勉強できたと思います。
使用したのは下のテキスト。Casa del libroやFnacでも売ってますし、Amazonなどオンラインでも購入できます。
【 カタルーニャ語 Básic 1】教え方は?
教え方については、私が習った先生についてになります。
先生は50代の女性、モンセ先生。
授業は「直接法」といって、学習目標言語を、学習言語で学ぶもの。
カタルーニャ語をカタルーニャ語で習います。
これはどの先生も共通だと思います。
先生はスペイン語も話せるので、生徒がどうしても理解できない時にスペイン語で説明することもありますが、ごくまれ。
私が質問したときもカタルーニャ語で説明されて、よく分かりませんでした(苦笑)
休憩なしの2時間15分の授業って(私にとっては)かなり長〜いんですが、先生の集中力は全くキレない!
いや、教える側はそうなのかもしれませんね。
そして、オンラインでも生徒を飽きさせないよう、様々なバリエーションの教材で授業をするのには感心しました。
指定のテキストだけでなく、PowerPoint、Wordでの画面共有、リスニング教材、ゲームなど。
ただひとつ、こ、これは…と苦笑してしまったのが。
「歌を歌おう!」という内容。
これは、なかなか大変でした。
歌詞を画面共有し、Youtubeで歌手が歌ってるのに合わせて、1フレーズずつ、一人ずつ、「歌う」と言うもの😂
正直オンライン授業って雑音が入ったり音声が途切れたり、ツール品質は100%ではないですよね。
その上に、各生徒が「歌う」となると…。
美声の子もいればアララな子もいるし、いや私の歌だってひどい雑音だったかもしれません😂
クラスメートの男の子が「これめっちゃお仕置きゲームみたい」って言ってて爆笑。
モンセ先生の冒険っぷりはなかなか忘れない思い出となりました。
でも、このアクティビティはもういいかな〜(笑)
【 カタルーニャ語 Básic 1】45時間終了!感想は。
さて、45時間といっても一回が2時間15分なので、あっ...!という間に1コースが終わります。
およそ2ヶ月で終了。
最後の日に、先生が各個人5分ほど時間をもうけてくださり、コメントをもらって、次のレベルのアドバイスをもらいます。
細かい評価は後でメールで送られてくるそうです。
私個人の感想
私個人の感想は…
✅ 一度コロナワクチン接種翌日に受講し、倦怠感が強く集中できなくて全然ダメダメだった(笑)無理は禁物です。
✅ 15人のクラスでは、やはり発言の機会は少ない。授業以外にもっと喋る機会を作らなきゃいけない。
✅ 復習しないと身につかない。けれどバタバタしてしまい復習が十分にできなかった。
⭕ 先生の授業のテンポがとても良かった。
⭕ 一度欠席したけど、宿題などはチャットで送ってくれるので次の授業にも問題なくついていくことができた。
⭕ 先生の発音指導が細かい。
クラスを受けるメリット
語学は、こうした講座を受けずに独学で勉強できるツールが沢山あります。
そんな中で授業を受けるメリットはどんなところにあるか、個人的見解です。
✅ 一回のクラスがかなり長い…。慣れるまで、最後の方にぼーっとすることも。
✅ オンラインクラスで音声が微妙、宇宙からの交信のような雑音が入る時も。
✅ 生徒の誤った発音が耳に残ることがある。先生が逐一直してリピートするなら良いですが、全てにおいては難しい。
⭕ 他の生徒の間違いを先生が正すことで、正しい文法や発音を再確認することができる。
⭕ ずっと直接法で先生もカタルーニャ語で話すので、耳からのインプットで自然に覚える。
⭕ 2時間近くずっとカタルーニャ語を耳にすると、さすがに耳が慣れて自然と頭に入る。
⭕ 私の場合はプレッシャーがある方が勉強する。
⭕ 一緒に誰かと学ぶことが好き(他の生徒から学ぶことも多い)。
と、感想はこんな感じです。
今までさらっと流していた街中のカタルーニャ語を、ちょっぴり音読してみたり。
分かることが増えてきて、街歩きの楽しさも増す実感があります。
次のレベルも続けたいな、と思います。
通常は夏コースが開講するそうが、今年はコロナの影響で夏は無し。
次回の開講は9月末で、おそらく9月中旬に申込みです。
興味がある方は、9月になったらHPチェックしてくださいね。
バルセロナ、カタルーニャに住むには切り離せないカタルーニャ語の存在。
もう少しカタルーニャ語について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ😉
それではまた!Hasta pronto!!
Nana
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